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2024年06月15日(土)

パルモ葬祭 平口

玉串とは?

玉串とは?のイメージ

神式のお葬式では故人へ『玉串奉奠(たまくしほうてん)』という作法でお参りしていただきます。

『玉串』は神道で行う儀式において
神前にお供えするものとして、米・酒・魚・野菜・果物・塩・水などと同じ
神様への捧げものとして使われます。

神前結婚式・地鎮祭など祝い事の神事でも使います。

この『玉串』にはどんな意味があるのか?
神主さんに2つの説を教えていただきました。

①すごく簡単に言えば「心をこめてお参りすること」という説
『玉串』は魂(御霊)を串に刺して神様に捧げる、ということであり
魂を串に刺す、というのは「心を正す」という意味だそうです。

「串」は昔の言葉で「奇し(くし)」が語源で
「整える」とか「落ち着く」という意味があり
髪を梳く「櫛」も語源は一緒です。
(確かに焼き鳥やお団子などは串に刺して見た目が整っている感じです)

「整った心」を目に見える形として表したものが『玉串』であり、
2礼・2拍・1礼のお参りも、確かに玉串を捧げた後に行います。

②神様への捧げもののうち、「衣」を表している
神様への捧げものには「衣・食・住」があり
『玉串』はそのうちの「衣」にあたるそうです。

この説における『玉串』の本体ともいえる一番重要な部分は
榊の枝でも紙垂(しで)でもなく、榊に紙垂を結ぶための「麻ひも」で
古代日本では服はすべて麻で出来ていたので、
服、つまり「衣」を表しているそうです。

他の「食」はもちろん米・酒・魚・野菜などの捧げもので
「住」はいわゆるお宮(お社・神殿)です。
神式のお葬式「神葬祭」で用いる祭壇にも最上段にはお宮があります。


今回ご紹介した説以外にも『玉串』の意味には諸説あります。
いずれにしても共通しているのは
神聖な儀式に用いる大切なおくりもの、という点です。


神式のお葬式「神葬祭」で行われる葬儀・告別式は
全体の3%ほどと言われており
地域によっては、ほとんど経験が無い
という方もいらっしゃるかと思います。

『玉串奉奠(たまくしほうてん)』は玉串の向きや持ち手など細かく作法が決まっていますが、
あまり作法にこだわり過ぎると間違いないようにすることばかりに気を取られ
故人様に気持ちが向かない、ということにもなりかねません。

今回ご紹介した説のうちの一つに「心をこめる」とあるように
まずは自分の中の「故人にご挨拶、お参りしたい」という気持ちを
大切にしていただくのが何よりではないかと思います。