家族葬が選ばれる理由

こんな方におすすめ
- 少人数でのご葬儀を検討している方
- ご葬儀の費用について知りたい方
- ご葬儀の事前相談を検討している方
定義は様々ですが、一般的に家族や親族、親しい友人など、少人数のみで行うご葬儀のことを家族葬と呼びます。昨今増加している家族葬。ここでは、家族葬が選ばれている理由や気を付けるべきことについてご紹介します。
家族葬が選ばれている理由
家族葬を選ぶ方が増えている理由のひとつとして、平均寿命の伸びがあげられます。故人の亡くなる年齢が高くなるとともに故人と関係のあった方も高齢化。参列が困難な方も増えており、参列者数は減少傾向にあります。親戚付き合いや近所にお住まいの方との関係も希薄化しているため、小規模なお葬式を希望する方が増加しています。
また、感染症予防のため大規模でのお葬式を避ける方も多くいらっしゃいます。時世に合わせたお葬式の形としても、「家族葬」を選ぶご家族が増えているといえるでしょう。
家族葬を選ぶメリット
1、故人と落ち着いてお別れをすることができる
一般葬では、喪主・ご遺族は多数の参列者に気を配りながら対応しなければなりません。それに比べて気心の知れた方のみで行う家族葬は、遺族の気持ちの負担を軽くすることができます。家族での時間をゆっくりと取ることで、故人との別れに向き合うことができるのです。
2、自由な葬儀ができる
家族葬は親しい方のみで行うため、故人や家族の意向を反映した自由な内容の葬儀を行うことができます。例えば、故人が趣味で作成したものを祭壇に飾る、好きな音楽を演奏してもらうなどの演出を取り入れることもできます。
3、葬儀にかかる費用を抑えることができる
葬儀にかかる費用の全国平均は121万円であると言われています。(※2017年 日本消費者協会 葬儀についてのアンケート調査より)家族葬であれば参列者が少ない分、飲食費や返礼品費、接待費用等の負担が軽減され、葬儀費用を抑えることができます。
家族葬を執り行う際の注意点
葬儀費用が抑えられることが魅力のひとつである家族葬。ただし、参列者が少ない分、お香典による収入も減ってしまいます。結果として持ち出し費用が多くなる可能性もあるため、バランスを取ることが重要です。
また、家族葬は親しい人のみでシンプルに行うことができますが、その反面、旅立たれた方とのお別れをしたい人は他にもいらっしゃるかもしれません。お葬式当日に参列できなかった方についても考慮が必要です。