弔電のマナー

こんな方におすすめ
- やむをえずご葬儀に参列できない方
- 弔電を初めて出す方
ご葬儀に参列できない場合、お悔やみの気持ち=「弔意」を伝えるために準備するのが弔電です。
ご葬儀開式までに届くよう手配する
弔電はご葬儀に参列できない代わりとして送るため、遅くともご葬儀開式までにはご遺族の元に届くように手配します。
【宛先について】基本的にはご自宅、もしくはご葬儀が執り行われる会場に送ります。
訃報などで葬儀会場を確認して手配するようにします。
【宛名について】
一般的に弔電の宛名(受取人)は喪主名にして送ります。
また、自身の関係者が喪主ではなく、面識がない場合は直接面識のある関係者のお名前を喪主名の横に記載します。
(例)「(喪主の名前)様方・(○○)様」※○○が関係者の個人名
【差出人について】
友人など個人的なお付き合いであれば、自身の個人名を記載します。
取引先など会社関係で弔電を手配する場合は、基本的には会社の代表者名となります。
(例)○○○○株式会社 代表取締役 □□ □□
【文章について】
弔電の文章は自由に作成する事ができますが、マナーとして知っておきたいことがあります。
注意点について
◆故人の名前は敬称で表す
故人に対して敬意を表すため、故人の名前は氏名ではなく敬称を用います。
(例)故人が喪主の父の場合・・・「ご尊父様」
故人が喪主の母の場合・・・「ご母堂様」
◆忌み言葉は避ける
「重ね重ね」や「たびたび」などの重ね言葉は、
不幸が重なることを連想させる忌み言葉として、弔電の文章やお悔みのことばでは使ってはいけないとされています。また、「天寿を全うして~」という表現は、あくまで遺族としての気持ちを表す言葉ですので、弔電ではふさわしくありません。
このほか、「冥福」「成仏」「往生」などは仏教用語ですので、本来は神式・キリスト教式のご葬儀では用いない言葉です。