静岡県西部の風習「流れ通夜®」
こんな方におすすめ
- 「流れ通夜」について知りたい方
- 遠方から参列される方
静岡県西部、遠州地方と呼ばれる地域では、お通夜の形式が全国的にも珍しい「流れ通夜」で執り行われます。流れ通夜とは一体どのような形式での通夜を指すのでしょうか? 遠方から遠州地方の通夜に参列される方はもちろん、遠州にお住まいの方も、今一度「流れ通夜」のマナーを振り返りましょう。
流れ通夜って?
一般的な仏式で通夜を執り行う場合、「開式・読経・焼香・喪主・挨拶・閉式」といった形式が決まっていますから、開式の時刻には着席できるよう会場に伺います。一方遠州地方の「流れ通夜」では、開式の時間がきっちりと決められていません。では、一般の方のお参りはいつが適切なのでしょうか?
流れ通夜では、親族以外の方の参列に大まかな時間が設定されています。例えば、「午後6時から8時まで」といった指定があれば、その時間にいつでもお悔やみに伺うことができます。決められた時間の中で参列者が流れるように通夜に行くため、「流れ通夜」と呼ばれるようになったのです。
遠州地方の通夜にも読経のような宗教儀礼はありますが、通夜開式時刻の前に親族のみで執り行われ、一般参列者が同席することはほぼありません。
参列者としてお通夜に参る場合
流れ通夜への参列は一般的に
①受付にて記帳 (お香典をお渡しする)
②焼香※仏式の場合故人とご対面
③喪主・遺族へお悔みを述べる
という流れになります。
特に遠方からお見えになった方などは、式場の様子を見て、「時間間違えたかも?」「今お悔みに行っても大丈夫?」など心配されることもありますが、これが静岡県西部では一般的なお通夜。ご安心ください。
パルモ葬祭では、感染症対策としても流れ通夜をおすすめしています
流れ通夜では宗教儀式に一般の方が同席しません。つまり、参列される方が一同に会さず、密を避けたお通夜を行うことが可能です。感染症対策のため規模の小さなお葬式が執り行われることが多い昨今ですが、ご親族以外の方にとってもお世話になった方に感謝を伝える時間は大切なもの。流れ通夜では、どなたさまにとっても後悔のないお別れが可能です。
流れ通夜に関するご不明点はパルモ葬祭まで!
「流れ通夜」は遠州独特の参列方法。喪主さまはもちろん、参列される方にも戸惑う方がいらっしゃるかもしれません。参列の流れやマナー、ご親族への説明方法など、ご不明点や不安な点はパルモ葬祭にいつでもご相談ください。地域の風習を熟知した葬祭ディレクターがサポートいたします。