逆縁
「逆縁(ぎゃくえん)」とは、親より先に子供が亡くなる場合のことを言います。何事もなく人生を過ごせたのであれば、親が先に亡くなり、その後に子が亡くなるというのが一般的な順序となります。その順番が逆になるため、「逆縁」と言います。
親の気持ちを大切に
逆縁の場合、たとえ喪主であったとしても親が火葬場に行ってはいけないという風習があります。これは儒教の思想の影響もあると言われていますが、「子を失った親の心中を考慮して、親を苦しませないように」との配慮からきているものだと考えられています。
かといって、親の見えない場所でお別れを終えてしまうと、心の奥底で子供の死を認めないままの状態になってしまい、なかなか平常心に戻れなくなってしまう可能性もあります。また、親心としては、子供の最後を見送ってあげたいと思うのも当然でしょう。きちんと見送ることは、きちんとお別れをすることでもあり、将来的に子供の死を受け入れるためには必要であるとの考え方もあります。
「逆縁」も古来から伝わる風習の一つであり、必ずしもそれに従わなくてはならない、という決まり事ではありません。風習の意味を知りつつ、自分や家族にとって一番良いお別れはどのような形か、きちんと考えることが大切です。
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